絵画市場を憂う

東京の画商さんが久しぶりに寄ってくれた。


舅がコレクターだった関係で、私と同じくらいの年齢の画商さんと今なお
お付き合いをしてもらっている。

昨年、思ってもみなかった画商さんとの別れが有って・・・
精神的に凹んだ〜〜〜


絵画の世界は個人の好みと言えばそうですが〜〜
結構有識者が育て慈しんでこそ育つ様で


このバブル崩壊後価値観の変化と景気の後退と
リーダーの喪失によって
絵画市場が崩壊してしまった。



古くは財閥による文化人の育成
近代においては日本国中に乱立された美術館のお蔭で
沢山の作家が評価されて、文化が育ち始めたかに見えたが


その後のオークションという市場に作家やコレクターは
現実の景気と連動した厳しい鉄拳にあい
あえなく文化の芽が摘まれることになったようだ。


一番心配なのは、毎年のように沢山の芸術家が生まれているのに
日本の文化が育つ状況が見えてこない事です。


50年程前からの沢山のコレクターにより収集された作品が
正当な評価を受けて欲しいと願いつつ〜〜〜


画商さんとの久しぶりの会話を楽しんだ。