丑三つ時

夜中〜〜

ドタンバタンと〜〜
「ギ〜〜〜〜イ」座敷への扉が開いて〜〜

母が
「誰か来た、あの子が帰ってきたんちがうか?」と〜〜〜

母の声はクリアー〜〜
しっかりしていますが〜〜〜〜夜中、誰も来ていません〜〜


「お母さん、誰も来ていませんよ」と
私たち二人は夫々に応える〜〜〜


お陰様で、私たちも意識明瞭〜〜
しかし、私たちは二人とも布団の中から応答〜〜〜


起きない様子を・・・諦めた母〜〜〜
一人で玄関へ〜〜


ガラスの入った2枚引き戸をドンドンと叩きながら
「誰や?」「誰や?」と声を掛けながら
「ガタガタ」と〜〜


それからが忙しい〜〜


鍵のかかった部屋を開けようと、ドンドン、ガタガタ〜〜
開かないので、
また、玄関の扉をドンドン〜〜


玄関でまた
「誰ですか?」「誰や?」と大声〜〜〜


私たちですか〜〜〜〜〜
勿論布団の中で〜〜じ〜〜〜っと。

トイレに行ったり〜〜
また、玄関へ行って〜〜繰り返し〜〜〜


じっと音を聞いていたのは・・・・
玄関から出て行かないかどうか〜〜が心配でした。
一応、玄関から出て行っても、門と木戸を閉めて有りますから
直接道路へは出られませんが〜〜〜


とにかく、他人のいう事よりも自分の考えが正しいと思っていますから〜〜
主張を変えません。

まあ、私も老人に(?)成ったら〜〜他人の言う事を聞かないのでしょうね〜〜〜


とにかく、長い夜でした。
主人は東京出張〜〜飛行機の中で寝て下さいね。