両手拘束中

昨日も今日も母は両手にミトンを被せられて
夫々、ベットの柵に縛られていました。


母は、唸りながら〜〜
振ってミトンを取ろうとしています。


何時も、私がいる時は、黙って手を括っている紐を外します。

手をミトンから出したいのですが〜〜
かなりしっかりしているので
拘束寝具の下に手を入れて腕をさすっています。


あの機嫌よく肉を食べ、お酒を飲んでいた姿を思い浮かべると
余りの生活の違いに、愕然とします。


まあ、骨折して全身状態が悪くなったのですから、
仕方が有りませんが、
美味しいものも食べられず、手も足も体も思うままには動かせない
なんて・・・・悲しいですね。


余りの状態に、困惑しています。
が・・・・・・点滴を引きちぎるので、仕方が無いのでしょうね〜〜


目を閉じて、唸って〜〜〜

「お母さん、目を開けて」と耳のそばで言うと
目の下の皮膚を口で引っ張る様にして
シジミのような目を開けてくれます。


白内障の手術をしていますから〜〜
何と無くレンズを感じますが
小さな目を見ながら、

「痛い?しんどい?足は動くか?」と聞くのですが〜〜
首をかすかに動かすだけです。


嫌事を山ほど言えた口ですが〜〜〜
入れ歯を外していますから、
くしゃくしゃのまま、大きな舌を入れたり出したりしながら
唸っています。

人生って、こんな姿で終わるのでしょうか???
考えてしまいます。